Iyoの風 特派員報告
第30回 梅錦酒蔵公演
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  〜蔵で聴くブルース〜西村ヒロの世界〜〜

 第30回梅錦酒蔵公演レポート

 去る2007年9月29日、毎年日本酒の日を挟んだ土曜日に蔵公演を開き今年で無事30回目を迎えることができました。自分にとっては初めての蔵公演だったのですが、ステージ作りや観客席作りを手伝い、会場、出演者・関係者控え室作りを主に準備をしてきました。
今回は西村ヒロさんというブルースハープ名奏者と様々なアーティストのバックバンドを努める北川涼さんに出演してもらいました。しかし、準備をしている自分自身でさえ酒造りの現場となる酒母場で公演なんてできるのだろうか。と疑問に思いましたが、やはり音楽とは場所を選ばずできるもので、心を打つものなのだなと感銘を受けました。

 ブルースハープはあまり馴染みのない楽器だと思われるので調べたものを少し説明したいと思います。まずブルースとは黒人の持つアフリカ民俗文化と白人の持つ西洋文化がアメリカで融合してできた音楽のひとつです。ブルースハープと聞いて、何を連想しましたか?自分はまず竪琴を連想しました。しかし、ブルースハープとはブルース音楽の象徴的な楽器であり、世界で最も愛用者の多い、10穴タイプのハーモニカの通称のことで、あのハープと全く違うものでした。

 たった10穴しかないブルースハープでも、演奏の幅がとても広く、半音階を出す方法は舌と息を巧みに使って出し、吹く音と吐く音を混在させて、長いフレーズでも息継ぎなしで演奏することも容易だということを知り、感心しました。蔵という独特の雰囲気と共にライブハウスなどとは違った響きがあり、ブルースハープの世界にいつの間にか演奏を聞いている観客と共に自分は惹きこまれていました。
自分の中では特に印象に残っている曲はBye Bye Bye、港の見える丘、Georgia on my mind、バンドマンの歌という曲です。お客様の中では港の見える丘を昔によく聞いていて大変よかったとの声を頂きました。ブルースハープでメロディーの部分を吹いていて、ブルースハープとアコースティックギターが見事に補完し合い、歌詞が有っても無くても楽しめる。それがブルースハープなのです。 

 そして、演奏が終わり恒例の鏡開きです。出演者と共に樽の鏡を割る人を観客の皆様の中から抽選で5名選び、計7名で鏡を割って頂きました。しかし、鏡がなかなか割れないというハプニングもありましたが、鏡開きをした後のお酒もおいしいと好評であり、また、西村ヒロさん、北川涼さんのサイン色紙が抽選で20名に当たるというイベントも大変な盛況ぶりで蔵公演は成功を収めました。

 普段聞くことのできないブルースハープという世界に出会い、貴重な体験をすることができました。非常にリラックスした気分で聞くことができるブルースハープ。皆様も機会があったら聞いてみてはいかがでしょうか。
                                         

鶴田 恭兵



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