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ボタン・アコーディオンライブ 〜静寂を奏で、躍動を紡ぐ〜

酒蔵公演レポート
9月28日、今年で25回目となる"梅錦蔵公演"が行われました。
もちろん会場は梅錦の酒蔵です。古い大きな屋根裏のような会場は、ゴザと座布団を敷き暗幕を張っただけの簡単なものです。何本もの丸木の柱。木が組まれた天井。と、独特の空間がお客様を包み込みます。

今年の演目は"桑山哲也氏のボタン・アコーディオンライブ"でした。
ボタン・アコーディオンは日本では珍しく、私も見るのは初めてでした。桑山さんが演奏するのはベルギー式配列のボタン・アコーディオンで、右手には86個。左手に120個のボタンが配置されています。このアコーディオンの重量は約13kg。それを抱えて総計200個以上のボタンを親指以外の8本の指で演奏するのです。まさにマジック・フィンガーです。
特派員の役得で、リハーサルから見せてもらいました。リハーサルでは、共演のピアノ、ウッド・ベースとの音合わせ、照明、音響等の確認をしていきます。ピアノの黒木さん(*1)ウッド・ベースの高橋さん(*2)は、何度も桑山さんのバンドに参加しているという事で息はピッタリです。本番直前の念入りなリハーサルで3人ともすでにあせびっしょりになっていました。
さていよいよ本番です。今年も昼、夜の2公演とも130名を越える来客数で、開場前から多くの方が入り口に並ばれました。満員の客席。真っ暗な中にスポットライトで浮び上がるステージ。お客様の期待と興奮。そんな熱気の中ライブは始まりました。
力強くもあり、哀愁も感じさせ、軽快でもありました。曲によって全く異なるサウンドが、桑山さんの"マジック・フィンガー"によりボタン・アコーディオンから生まれ出ます。
私も仕事を忘れ、すっかりその演奏に聞き入ってしまいました。
あっという間に90分近くのライブは終わり、会場は"アンコール"の声と拍手で包まれました。
公演の最後は恒例の梅錦の樽酒が振舞われ、桑山さんはじめ出演者への質問のコーナーが設けられました。桑山さんはユーモアたっぷりの、とても気さくな方で、楽しいおしゃべりに会場からは大きな笑いが起こっていました。音楽だけでなく、人柄も魅力いっぱいの桑山さんでした。
今回ボタン・アコーディオンに初めてふれたというお客様が多かったと思いますが、ほとんどの方がその魅力にとりつかれた一日だったのではないでしょうか?
梅錦山川株式会社 毛利 典子
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