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クラー・デ・「シャンソン一人芝居」
酒蔵公演レポート
毎年、酒造りが始まる前に酒蔵で文化公演会を行っています。
当日は、朝から社員はみんな忙しく動き回っています。前日までに準備した舞台や楽屋をチェックしてまわります。暗幕の光が漏れていないか、座布団は足りているか、等等。
大きな丸木がそのまま使われている天井裏のような酒蔵の中は、とても雰囲気が良く、別世界のようです。もともと公演を行うための場所ではありませんので、空調が無かったり、階段が狭かったりとお客様にも迷惑をかけてしまうのですが、この雰囲気は変えがたいものがあるだろう、と、ちょっと自慢に思っています。
 ちゃんとした楽屋はありませんので、酒造りの間、蔵人が寝泊りしている場所を使います。掃除をして片付けてあるのですが、生活感はたっぷりあります。演者の方も驚かれているのではないでしょうか。
今年の演目は井関真人のクラー・デ・「シャンソン一人芝居」でした。
「シャンソンなのにお芝居ってどういう意味?」と、思っていましたが、井関真人さんは話し上手で、小芝居を挟みながらシャンソンを聴かせてくれました。まさに「シャンソン一人芝居」でした。
歌の間には必ずその歌にまつわる話や、小芝居が入り、会場には絶えず笑いが起こっていました。ピアノを演奏してくださった近藤さんとの息もぴったりで、絶妙な間で効果音が入り、さすがプロだなあ、と感心しました。
公演の最後に梅錦の樽酒を振舞います。そのお酒を「買いたい」という方が事務所までいらっしゃいました。樽酒の中身は一般に売られている「栄冠」というお酒です。樽の香りが付くことによって、驚くくらい違うお酒になります。機会があればぜひ口にしてみてください。 井関さんと楽屋で少しお話しましたが、舞台上のコメディアンのような印象とは逆にとても穏やかで、気さくな方でした。川之江の空気の良さを大変気に入ってくださったようでした。
蔵公演が終わると、蔵人がやってきます。もうすぐ、酒の仕込みが始まります。
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